イタリアにある崖の上にそびえ立つ小さな町「チヴィタ・ディ・バーニョレージョ」は、2012年に公開された映画「ホタルノヒカリ」のロケ地にもなりました。
主人公の蛍(綾瀬はるか)が部長(藤木直人)を探して、「チヴィタ」へ向かう橋をウェディングドレス姿で走って渡っていくシーンが印象的です。
この小さな町は、別名「死にゆく町」とも呼ばれています。
「死にゆく町」と呼ばれる理由
イタリアの首都ローマから112kmほど離れた所にある「チヴィタ・ディ・バーニョレージョ」は崖の上に立っており、現在、住人は20人弱しか住んでいない小さな町です。
長年の地震による地盤沈下、雨風によって徐々に浸食され、今の姿になったようです。
今もなお浸食が進んでおり、いつか滅びてしまうのでは?ということから死にゆく町と言われています。
町へ行くための唯一の手段は「1本しかない細い橋」
町へ行くには、300メートルほどの橋を渡る方法しかありません。
橋の幅が細いため、車は通れません。
観光客は皆、歩いて渡っています。
私が行ったときは、住民っぽい人がオートバイで橋を渡っているのを見かけましたが、町の入り口に近づくにつれてものすごく急勾配になっているため、オートバイだと転覆するんじゃないかと心配になりました。
心配をよそに、慣れた様子で渡っていましたが。。
また橋の幅が細い上に、橋の下は崖になっているため、高所恐怖症の方は辛いです。。
別の国から観光に来ている女性が、途中で立ちすくんでしまい、一緒に来ていた男性の方に支えられながら歩いている姿を見かけました。
おとぎ話に出てきそうな街並み
橋を渡り切った先に待っている街並みは、おとぎ話に出てきそうなぐらいステキです。
本当に小さい町なので、半日もあれば十分観光できます。
中には、レストランや宿泊施設もあるのでゆっくり寛ぐことができます。
町の中にはネコちゃんたちがたくさんいました!
もしかしたら住人よりも多いかもしれません。
さいごに
この町だけタイムスリップしたかのような別世界な街並みです。
いつか滅びてしまうかもしれない「チヴィタ・ディ・バーニョレージョ」
滅びる前に、機会があれば一度訪れてみてください。